そう言えば、精神がおかしくなってくると心が異様に狭くなってくるので「なんでこれだけ書いてるのにわからんのや! こんなに伝わらないならもう書かない方がマシでは!?」とか本気で言い始めるんですが(そして本当に悪い癖だと思っているんですけど)、基本的には「作者と読者の間で同じ解釈を共有することはできない(作者と読者の解釈は『必ず』一致しない)」という思想なので、私の作品はどう解釈されても問題ないです。ただ私に「こういう解釈で書かれたんですよね!」と言われると「違います」とか平気で答えてしまうことがあるので、私に私の解釈を確認するのはお控えいただいた方が無難です。言葉を濁している時は内心違うんだよなと思いながらはっきり言えなくて「ソデスネ……」と言っていることが多いです。
私はおそらく自分の作品に対して周囲の人間が思っているのの数倍は拗らせた見方をしているので、底意地の悪い解釈をしていることが多いですし、美しいものの裏側に醜い解釈を押し込んでいることも多いです。逆も然りです。なので、私に解釈を確認するのは本当にあまりおすすめしません……。
あと、私にとって「書いてあることがすべて」で作品という形に昇華していないものは殆ど非公式の妄想ですので無視してください。全部嘘かもしれない何かです。作品以外のところで喋ったことは正直大体数週間で忘れています。最悪数日で忘れている。

そして、色々あってここ一月ひとつきほど親しい数人以外の他者との関わりを殆ど断っているのですが、とても精神が平穏です。どうやらやはり、人と付き合っているとストレスですぐ頭がおかしくなるらしい。もう本当にしばらくは他人と関わりたくないです。他人と関わると自分という人間のリソースがすべてそちらに持っていかれて精神の均衡を維持することができなくなる。そうなると小説がうまく書けなくなり、「小説を書けないストレス」でまた頭の中が乱れるという無限ループに陥って最終的に倒れるという凄まじい負の連鎖。春は本当にひどかった。

こうやってブログの形で一方的に発信しているのが精神的には一番楽です。